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のび太「ド…」ドラえもん「甘いッ!!」

1:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:37:55.98ID:qnWZfgSG0
のび太「え」
ドラえもん「馬鹿が!貴様はそうやって俺に泣きつけば、すぐに助けてもらえると思っているのだろう!?」
のび太「え、あの」
ドラえもん「この…大馬鹿が!!!!」グワッ
のび太「ギャッ!」
のび太「ド…」ドラえもん「甘いッ!!」
2:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:39:56.47ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「貴様は!それだから!!」ガッ
のび太「痛っ!」
ドラえもん「いつまでも!ロクデナシの!穀潰しの!」ゲスッ
のび太「ちょ…ちょっと…やめ…」
ドラえもん「どうしようもねえ!ウスノロなんだ!」ドゴッ
4:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:43:06.87ID:qnWZfgSG0
のび太「痛いよお!」
ドラえもん「うらああ!!」バキッ
のび太「うわああああああああん!」
ドラえもん「うるせえ!!!」
バチーーーン!!
のび太「…」ポカーン
ドラえもん「いいか、よく聴け!」
6:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:45:04.09ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「俺がこの世界に来てから随分経った。
しかし!貴様はいつまでも馬鹿のままだ!」
のび太「馬鹿って…」
ドラえもん「そしてついに!セワシ様はお怒りになった!」
のび太「セワシくんが?」
ドラえもん「おい!!セワシ『様』だろうが!間抜け!」ボスッ
のび太「はう!」
7:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:48:15.80ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「とにかく!セワシ様は俺の
システムを変えなさった!」
のび太「…システム?」
ドラえもん「いままでは『理想の親友モード』だった!」
ドラえもん「だから俺は、貴様に様々な道具を与えた!
ピンチの時も迅速に駆けつけた!」
のび太「う、うん」
8:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:51:55.69ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「俺の基本モードには、『理想の親友』『理想の教師』
『理想のベビーシッター』『理想のトレーナー』などがある!」
ドラえもん「そしてアドバンストモードには、
少し厳しくなった4つのモードがある!」
ドラえもん「『冷血教師』『歩く法律』
『人造嫌味上司』『人間調教師』だ!」
11:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)22:57:00.94ID:qnWZfgSG0
のび太「かなり厳しいよ!」
ドラえもん「黙って聴け!」
ドラえもん「だが、俺の現在のモードは、それらを遥かに凌ぐ…」
のび太「そ、それは…?」
ドラえもん「『古代ギリシアのスパルタ式ペロポネソス教育法モード』だ!!」
のび太「え?古代…?」
13:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)23:00:09.08ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「ダアアアアア!!」
のび太「わあっ!」
ドラえもん「つべこべ言うな!
すでに教育は始まっているのだぞ!」
のび太「う、うん」
ドラえもん「『はい』だろうが!」ガスッ
のび太「痛っ…!は、は、はいっ!!」
ドラえもん「ようし!!」
14:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)23:04:47.39ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「勉強の前に、まずは精神を統一せねばならぬ!」
のび太「はい!」
ドラえもん「そこに正座だ!」
のび太「はいっ!」
ドラえもん「目を閉じ、心を無にするのだ!」
のび太「はい!」
15:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)23:07:46.25ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「よし!そのまま、30分、続けろ!」
のび太「さ、さんじゅっぷううん!?」
ドラえもん「黙ってやれ!!」ゴッ
のび太「あが!」
ドラえもん「俺はずーっと監視し続ける!姿勢を崩したり、
居眠りをしたとなると…」
ドラえもん「こうだっ!」バコン
のび太「ごぼっ!!」
16:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)23:10:40.66ID:qnWZfgSG0
のび太「…」
ドラえもん「…」
のび太「…」
カラス「カア…カア…」
のび太「…」
のび太(い…痛い)
ドラえもん「カアーーーッツ!!」ゴキ
のび太「なっはあ!」
17:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)23:13:24.92ID:qnWZfgSG0
ドラえもん「姿勢を崩すな!」
のび太「脚が…」
ドラえもん「いずれ感覚が無くなる!
それくらい我慢しろ!」
のび太「うぐう…」
ドラえもん「…」
のび太「…」
ドラえもん「いいか、俺はロボットだ。どんな些細なことも見逃さない」
18:◆1XmsYbpRzk2014/09/24(水)23:15:44.36ID:qnWZfgSG0
のび太「…」
ドラえもん「退屈も、疲労も無いからな」
のび太「うう…」
5分経過…
のび太「脚があ…脚があ…」
ドラえもん「うるせえぞ!さっきから!」バン
のび太「もう…限界だよう…」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/09/24(水)23:17:52.28ID:So0ffwJU0
たしかにのび太の甘ったれた根性を叩き直すには
これくらいしないとな
23:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)07:48:28.34ID:1AtwIRkZO
ドラえもん「ええい!貴様は赤子か!」サッ
ドラえもん「ダア!『猿ぐつわ』!
のび太「え!むぐっ!」
ドラえもん「終わったら取ってやる」
のび太「…」
ドラえもん「さあ、あと24分。まだ先は長いぞ」
のび太(うう…)
24:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)07:52:16.67ID:1AtwIRkZO
ドラえもん「…」
のび太(どうして…?)
ドラえもん「…」
のび太(こんなドラえもん…いやだよお…)
ドラえもん「…」
のび太(こんなのが続いたら…死んじゃうよお…)ボロボロ
ドラえもん「ん?何だ貴様…泣いているのか?」
25:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)07:59:33.36ID:1AtwIRkZO
のび太「…」
ドラえもん「はあ…どこまでも情けない奴だ」
ドラえもん「ま、泣きたいだけ泣けばいい。
俺には関係ないからな」
のび太「…」ボロボロ
10分経過…
のび太(本当だ…脚の痛みが消えてきた)
のび太(これなら眠れるかも…バレないよね?
どうせ目は閉じてなきゃいけないんだし)
26:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:05:00.85ID:1AtwIRkZO
のび太「…」
ドラえもん「おい」
のび太「!」ビクッ
ドラえもん「貴様…居眠りをするつもりだな?」
のび太「…」
ドラえもん「俺は全部分かっているぞ?
そんな真似はやめろ。いいな?」
のび太「…」
27:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:13:58.96ID:toTDQvw7O
さらに11分経過…
ドラえもん「あと3分だ」
のび太(ぐぐぐ…また痛みが…)
ドラえもん「あと2分」
のび太(つらいよお…つらいよお…)
ドラえもん「5、4、3」
のび太(ぬうううう…)
ドラえもん「2、1、終了!」サッ
のび太「どわあ!!」
28:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:18:50.02ID:toTDQvw7O
ドラえもん「やれば出来るじゃないか!ハッハッハ!」
のび太「あいてててて!脚が!ぐわああああ!」
ドラえもん「しばらく楽にしていろ。何か飲むか?」
のび太「うん…」
ドラえもん「ダア!『なんでも蛇口』!」
ドラえもん「コーラでいいか?」
30:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:35:42.20ID:lrs9Upv40
のび太「うん」
ドボボボ
ドラえもん「そら」
のび太「ありがと」
ゴクゴク
ドラえもん「飲んだか?よし!続きだ!」
のび太「ひっ」
ドラえもん「ダア!『どこでも塾』!」ドカン
のび太「わ!」
31:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:40:16.30ID:ji1VLM5Q0
ドラえもん「この箱の中は、快適な勉強部屋になっている!
さらにロボット講師付きだ!」
ドラえもん「入れ!」ガッ
のび太「ぴゃっ!」
バタン
ドラえもん「これでよし!」
32:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:43:01.26ID:7wK+Deq00
2時間後…
ドラえもん「出ろ!」
バタン!
のび太「」ふらふら
ドラえもん「どうだ?ロボット講師は?」
のび太「よく…わからないや…」
ドラえもん「ロボット講師の解説を理解できないとは…」
のび太「疲れたよお…」
33:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)08:46:10.93ID:toTDQvw7O
ドラえもん「そうか。よし、この錠剤を飲め。
疲れているほど、効果が高まる」
のび太「これは…?」
ドラえもん「ちょっとした回復薬だ。
いいから飲め。ほら、水だ」
のび太「うん」ゴクッ
のび太「…」
のび太「おう…」ホワ〜ン
35:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)12:25:30.56ID:ILbW+ZIoO
ドラえもん「効いたな」
のび太「ほーう…」ホワ〜ン
のび太(何だろう…変な感じ。
ドラえもんの声が…すごく心強い…)
ドラえもん「さあ、俺の言う通りにするか?」
のび太「はい!」トロ〜ン
ドラえもん「ようし!では、続きだ!」
のび太「はい!」
36:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)12:28:32.10ID:ILbW+ZIoO
ドラえもん「ダア!『タンマウォッチ』」!
デーン!
ドラえもん「これでよし!もはや時間は存在しない!」
ドラえもん「さあ!始めるぞ!」
のび太「はいッ!!!」
40:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:21:19.92ID:ILbW+ZIoO
限りなく長い間、ドラえもんによる特訓は続いた。
不思議な錠剤の効果で、のび太の体力は尽きることがなかった。
そして…
41:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:28:14.37ID:ILbW+ZIoO
ドラえもん「そろそろ、タンマウォッチを解除する時が
来たようだ」
のび太「…」
ドラえもん「明日は、学校へ行ってくれ。久々にな」
のび太「…はい」
ドラえもん「難しいとは思うが、
自然に振舞うように気をつけてくれ」
のび太「…はい」
42:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:33:07.19ID:ILbW+ZIoO
翌日
しずか「あ、のび太さん」
のび太「しずかちゃん…おはよう」
しずか「のび太さん?何か変よ」
のび太「…そんなことは無い」
しずか「そう?そういえば、昨日の感想文の宿題はやった?」
のび太「宿題…?うむ、知らんな」
43:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:44:24.75ID:ILbW+ZIoO
しずか「あら、そうだと思った」
のび太「…なに?」
しずか「のび太さんが宿題をやって来たの、
見たことないもの」
のび太「…そうか。そうだな、僕は
そういう人間だったな…ふふふ」
しずか「…?」
44:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:46:48.88ID:ILbW+ZIoO
のび太「ところで…持っているその本は?」
しずか「これ?『星の王子様』よ。あたし、大好きなの」
のび太「星の王子様ね…」
「おうい!」
45:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:52:05.78ID:ILbW+ZIoO
しずか「あ、たけしさんとスネ夫さんよ」
ジャイアン「おう!おはよう!」
しずか「あら、たけしさんも本を持ってるのね」
ジャイアン「そうとも!読書週間だからな!」
スネ夫「『百万回生きたねこ』だよ。僕が紹介してあげたんだ。
本のことなら、よく知っているからね」
46:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:54:24.65ID:ILbW+ZIoO
しずか「スネ夫さんは、どんな本を読んだのかしら?」
スネ夫「ジャーン!『三国志』だよ!」
しずか「三国志?それ、難しいんじゃない?」
スネ夫「いやあ、歴史は面白いねえ。まあ、
内容はなかなかの上級者向けだけど」
ジャイアン「ほー」
しずか「さすがスネ夫さんね!」
47:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:56:50.22ID:ILbW+ZIoO
スネ夫「おいのび太!何か読んだのか?」
ジャイアン「どうせ『桃太郎』でも読んだんだろ!がははは!」
スネ夫「ぐふふふふ!」
のび太「…そうだねえ」
のび太「最近読んで非常に興味深かかったのは…トマス・ピンチョンの
『エントロピー』だね。ちょっと難しいけど」
ジャイアン「ピン…?」
しずか「?」
48:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)13:58:24.80ID:ILbW+ZIoO
のび太「もっと読みやすいものだと…マイケル・クライトンの
『スフィア』とか。特に思わせぶりなラストが憎いねえ。
彼の作品には生物学的な描写が多くて、僕も大好きなんだ」
スネ夫「??」
49:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)14:01:33.48ID:ILbW+ZIoO
のび太「あと、スティーブン・キングの『IT』は読み応えがあったよ。
4巻まで分けられていてね。これは彼の代表作で有名な作品なんだ。
やっぱり、ホラー小説で彼に並ぶ作家はいないねえ」
ジャイアン「???」
スネ夫「???」
しずか「???」
50:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)14:03:13.40ID:ILbW+ZIoO
のび太「次は、フィリップ・カーの『殺人摩天楼』を原語で
読むつもりなんだ。SFの中でも、僕が好きな作品だよ。
ちょっと残酷な描写が多いけど、そこがまたいいんだ」
スネ夫「…」
ジャイアン「お、おう」
しずか「のび太さん…やっぱり変よ…」
52:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)14:52:37.61ID:xQkGNAJDO
のび太「スネ夫は、歴史が好きなのか?」
スネ夫「は、はい」
のび太「三国志を読んだら、エドワード・ギボンの
『ローマ帝国衰亡史』を読むといい」
スネ夫「ローマ…」
のび太「11巻もあるが、ローマ帝国並びに周辺民族の動きが
詳細に描かれている。コンモドゥス帝などの暴政や、
ディオクレティアヌス帝の善政など、皇帝のエピソードもあって、
純粋に読み物としても楽しめると思うよ」
53:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)14:53:33.11ID:xQkGNAJDO
スネ夫「はあ」
ジャイアン「…」
しずか「…」
スネ夫(どうしたんだよ、のび太!
なんか気まずくなっちゃったじゃないか!)
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)2014/09/25(木)15:07:04.86ID:yIUcGpn80
これに加えてのび太の射的能力が加われば…
あかん 最強のソルジャーが出来てしまう
57:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)15:16:41.91ID:xQkGNAJDO
キーンコーンカーンコーン
先生「さて、先週言った通り皆さんには、
読書週間に読んだ本の感想を発表してもらいます」
ザワザワ
先生「本の名前と、特に印象に残った部分を述べること!
では、そっちの席から順番に」
59:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)15:26:19.32ID:xQkGNAJDO
「『注文の多い料理店』を読みました。ハラハラドキドキするのが
良かったです」
「『いやいやえん』を読みました!こぐちゃんが可愛いかったです!」
先生「…皆さん、もう少し具体的な感想を言いましょう」
60:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)15:31:55.98ID:xQkGNAJDO
先生「えー、つぎは野比か」
のび太「はい」
先生「野比、何も読んでいないなら、正直に言いなさい。
そうすれば私も…」
のび太「読みました」
先生「…」
のび太「…」
先生「そ、そうですか。では、どうぞ」
のび太「はい」
先生(野比が本を読むとは…どうせ、『桃太郎』とか、
その程度だろう)
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/09/25(木)15:34:52.07ID:6kebti7cO
みんなして桃太郎www
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/09/25(木)15:37:34.83ID:XmyLrFR7O
皆で桃太郎馬鹿にしすぎやろ
63:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)15:39:29.07ID:xQkGNAJDO
のび太「そうですね、最近読んだ中でも印象的だったのは…」
のび太「『火刑台への道』という、中世ヨーロッパにおける
魔女裁判に焦点を当てた作品があります」
のび太「これは、当時の記録から、ある貧しい一家が捕らえられ、
拷問に苦しみ、最終的には見せしめに処刑されるまでの過程を
克明に再現したものです」
のび太「特にショッキングなことは、現在とあまりにもかけ離れた
価値観の違いです。当時では、あらゆる出来事、さらには人間の
行動までが神の存在を前提とされていました」
64:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)15:46:41.39ID:xQkGNAJDO
のび太「この『火刑台への道』では、さらに悪魔という概念が
積極的に関わってきます。例えば、悪事を働く人間には
悪魔が取り憑いているため、とされていました」
のび太「舞台である16世紀末期では、自白を引き出す手段として、
まだ拷問が使われていました。その拷問の苦痛によって、悪魔が
容疑者から去り、始めて真実が語られる、そのような
考えがあったようです」
のび太「容疑者が罪を認めなかったり、黙秘しているのであれば、
それは悪魔によって守られているからだ、とされました。
つまり、容疑者が無罪である可能性など、少しも考慮
されなかったのです」
のび太「…とにかく、宗教が密接に関わっている中世という時代を
学ぶ上で、この作品は参考になると思いました。以上です」
67:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)15:52:43.47ID:xQkGNAJDO
シーーーン…
先生「…」ポカーン
先生「…あ、み、皆さんも、野比くんを見習いましょう…ゴホン」
その後も…
先生「…では、筆算を使って難しい問題を解きましょう。
時間がかかっても構いません。」
先生「えー、27×196は」
のび太「5292です」
先生「…」
先生「ちょ、ちょっと待ってください」ペラペラ
先生「…正解です」
ザワザワ…
68:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:00:01.39ID:xQkGNAJDO
先生「…では、この生き物は何という…」
のび太「カナブンです。コガネムシ科ハナムグリ亜科。
まあ、カナブンというのは光沢のあるコガネムシ類の通称ですが…。
学名は…」
先生「はい!はい!学名は結構です!」
ザワザワ…
69:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:02:15.49ID:xQkGNAJDO
ダダダダダダッ!!
先生「50mを5.1秒だとっ!?信じられん!」
ザワザワ…
先生(ふー…どうも調子が狂うな…。
野比のやつ、何があったんだ?)
70:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:08:05.33ID:xQkGNAJDO
キーンコーンカーンコーン
ジャイアン「おい、のび太!野球するぞ!お前がいれば…」
のび太「…」ギロ
ジャイアン「…ええっと…」
のび太「悪いが、僕は帰って勉強をしなくてはならない。すまないね」
ジャイアン「お、おう。わかった…」
のび太「…」スタスタ
スネ夫「のび太のやつ…何があったんだろ」
ジャイアン「さあな…。とにかく、近づかない方がよさそうだ…」
71:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:11:46.74ID:xQkGNAJDO
その頃
ドラえもん「…」
ドラえもん(ん?引き出しが…?)
ガタ!
ドラえもん「うわ!」
セワシ「やあやあ!ドラえもん!」
ドラえもん「これはセワシ様!ようこそおいでに!」
セワシ「彼は…?」
ドラえもん「おそらく、まだ学校でしょう」
72:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:18:26.74ID:xQkGNAJDO
セワシ「そうか。…で、うまくいってるか?」
ドラえもん「もちろんです。セワシ様の予想通り、
実に簡単に済みました」
セワシ「そうか!それは何より!」
ドラえもん「…セワシ様、また一段とお若く…」
セワシ「お、分かったか?新しい美容整形を試したんだ」
73:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:23:01.82ID:xQkGNAJDO
ドラえもん「それはそれは!」
セワシ「とても59歳には見えまい!あの影武者のことを怪しむ声も
一向に挙がらぬ!」
ドラえもん「全ては順調!そうですね?」
セワシ「そうだ!わが帝国の復活もそう遠くない!
ふはははははは!!!!」
ドラえもん「はっはっはっはっは!!」
74:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:34:45.80ID:xQkGNAJDO
セワシ「では、どんどん計画を進めてくれ。頼んだぞ!」
ドラえもん「はっ!」ビシ
ガタ!
ドラえもん「…」
ドラえもん(まったく…セワシ様の計画は本当に素晴らしい…)
ドラえもん(過去で頭の弱い人間を探し、その子孫だと名乗り、
俺を送り込む…)
ドラえもん(俺はしばらく、そのターゲットと生活し、
頭と心の弱さを見極める)
75:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:48:40.22ID:xQkGNAJDO
ドラえもん(ターゲットが条件に当てはまれば、洗脳と訓練を開始する…)
ドラえもん(最終的には、立派な戦闘員となったターゲットに、
周辺の人物の洗脳を任せる)
ドラえもん(そして、同志の数は増えていく…)
ドラえもん(未来では違法な道具も、ここでは
好きなだけ使えるのだ!)
76:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)16:56:24.17ID:xQkGNAJDO
ドラえもん(惜しくも実現しなかった、『銀河共産帝国』を、
過去の世界に作ろうとは…本当に大したお方だ…)
ドラえもん(過去では大規模な宗教団体に過ぎずとも、年限を経て、
今度こそ帝国は成るであろう!!)
ガラッ!
のび太「帰りました!」
78:◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)17:02:05.12ID:xQkGNAJDO
ドラえもん「よろしい!座れ!」
のび太「はい!」
ドラえもん「いよいよ、週末は司法試験だ。まあ、
合格は確実だが…最終確認をしよう!」
のび太「は!」
ドラえもん「だがその前に、いつものやつだ!」
のび太「はい!」
79:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)17:05:45.17ID:xQkGNAJDO
ドラえもん「第3章15節!」
のび太「我々銀河共産帝国の子は、いかなる場合においても、
命を捨てて偉大なる同志総統へ尽くすことを誓う!」
80:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)17:07:59.29ID:xQkGNAJDO
ドラえもん「1章22節!」
のび太「銀河共産帝国は、常に寛容である。窃盗、姦通、殺人、
いかなる罪も、強制労働のみをもって処するべし!」
のび太「ただし、少しでも政治批判をしようものなら、
その者を生かしておいてならぬ。秘密警察は常に監視を行い、
見つけ次第、銀河裁判所へ連行し、極刑をもって償わせるべし!」
81:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)17:10:01.49ID:ILbW+ZIoO
ドラえもん「15章3節!」
のび太「資本主義とは、人類の罪そのものである!我ら銀河共産帝国は、
平等を実現するために、この資本主義を打倒せなばならぬ!」
83:ブラッキー好き◆1XmsYbpRzk2014/09/25(木)17:14:36.58ID:ILbW+ZIoO
ドラえもん「同志セワシ、ばんざい!!」
のび太「ばんざああああい!!」
ドラえもん「同志セワシ、ばんざい!!」
のび太「ばんざああああい!!」
「ばんざああああああい!!」
「ばんざあああああああああああああああい!!!!!」
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/09/25(木)17:19:43.16ID:/jM++u87O
乙。
スレタイからはとても想像できない終わり方だった
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/09/25(木)19:36:54.06ID:bl2SfHG8O
共産なのに帝国なのか……
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/09/25(木)19:47:22.95ID:zggayBKDO
経済的な意味では共産主義で、政治的には絶対的な君主がいるんだろうな

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